Post #4481948
2026-08-10 07:47 UTC
岸本尚毅『俳句一問一答』(KADOKAWA、2026)読了。
『俳句のギモンに答えます』(角川学芸出版、2012)の文庫化。再読の気持ちで読んだ。
前回はサラッと読み飛ばしてしまったが、「写生」の定義には目を瞠った。〈「写生」とは、作者が目にした何らかの情景を、五七五の短い言葉によって、その場に居合わせなかった読者に伝えようとすること〉と。おお、読者の内側で起こることまで込みで書いてらっしゃる!!
また、「写す」ことに終始した「追跡型」と言葉を罠のように仕掛けておく「待ち伏せ型」との区分には深く感心した。
文庫化により見出しがわかりやすくなり、検索性が高まっている。
少し保守的かな……という部分もあるが、岸本尚毅という巨人の美意識にも触れられる好著。
Replies (0)
No replies.