Post #4254890
2026-07-30 17:58 UTC
読んでいて驚いたこと。洲崎圭子「ラテンアメリカ文学、フェミニズム、そしてマチスモ」は「マチスモ」という語の使用の歴史について、ラテンアメリカ以外の地域を視野に入れながら言及している。アンサルドゥーアの未訳の本によると、アメリカ国内では「自分たちが劣っていて、無力だと感じると」、その「感情をすり変えて、チカーノを侮辱する」。そのときにしばしば使用されてきた単語が「マチョ」なのだという。
驚いたのは自分だけではないようで、座談会で水口良樹は、「マチスモ」という語がアメリカでは「チカーノを周縁化するために」用いられてきたのであれば、「ラテンアメリカの家父長制というものを、欧米がステレオタイプ的に貶めてきた部分があるという理解」が可能になってしまう。そのように困惑を隠さない。周囲の地域がジェンダー後進国であると名指すことによって、自分たちを内省する機会は失われ、そのまま安心して日々を過ごすことができる。
Replies (0)
No replies.