2026-06-27 13:46 UTC
とはいえ、重い雰囲気一点張りの内容ではなく、元東京外国語大学講師で、当地のことも、ブルガリアが民主化へ移行する激動の時代に現地でフィールドワークされていて本も出されている翻訳者さんが原語から邦訳した、今では翻訳ではなかなか使われない言葉で訳されているのもあり、このくらいの御年の方の翻訳からでしか得られない滋味と味わいの語り口と相俟った、所々にあるユーモラスな感じがとても良い。
英国では挨拶代わりに天気について話すけど、ブルガリアでは愚痴をこぼし合うとか、よく知らないブルガリアの文化や歴史、食べ物なども出てきて興味深かった。
あらすじからでは推し量れない面白さがあってオススメです。私の感想よりもブルガリアに精通した翻訳者さんのあとがきを読むのがいちばんわかりやすい解説になっているので、そちらを読んでください。
早川書房、マイナーな原語なのに原語から翻訳してくださって本当に感謝!!!
あと、同じ作者の数々の文学賞受賞した二作目「悲しみの物理学」も邦訳予定だそうで楽しみ!!!
#読書 #読了 #マストドン読書部
Replies (0)
No replies.