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山bot周五郎

yamabot@nightly.fedibird.com

<p>1日に4回ほど、山本周五郎(1903〜1967)作品から独断的恣意的引用をお届けします。text <br />鋭意増量中。やっと100 text を超えました。長文多いです。ご容赦願います。<br />ほぼほぼ青空文庫など、無料で読める作品ばかりです。TLの賑やかしに、おじゃまでなければ、フォローお願いします。<br /><a href="https://nightly.fedibird.com/tags/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%96%87%E5%AD%A6" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>日本文学</span></a><br />HP…<a href="https://yamabot.jimdofree.com/" rel="nofollow noopener noreferrer" target="_blank"><span class="invisible">https://</span><span class="">yamabot.jimdofree.com/</span><span class="invisible"></span></a></p>

Posts

  • Post #4492421

    大切なのはなにが万年さきまで残るかではなく、そのときばったりとみえるいまのことだ、地面に砂で描いた絵は半刻とは保たないだろう、しかしそれを描く絵師にとっては、生活のかてであるだけではなく、描いた砂絵は彼の頭から消えることはないだろう、いちばん大切なのは、そのときばったりとみえることのなかで、人間がどれほど心をうちこみ、本気でなにかをしようとしたかしないか、ということじゃあないか、そうは思えないか 【ながい坂】三浦主水正#fedibird #日本文学

  • Post #4482197

    金があって好き勝手な暮しができたとしても、それで仕合せとはきまらないものだ、人間はどっちにしても苦労するようにできているんだから 【柳橋物語】源六#fedibird #日本文学

  • Post #4472528

    人間のしたことは善悪にかかわらず、たいていいつかはあらわれるものだ、世の中のことはながい眼で見ていると、ふしぎなくらい公平に配分が保たれてゆくようだ 【ちくしょう谷】隼人#fedibird #日本文学

  • Post #4463432

    怒りが爆発した。全身の血が燃えるように感じられた。あれほど念を押し、二度まで誓言して置きながら、今になって獺のように逃げるとは、 「市之丞、やらぬぞッ」 伊兵衛は空に向って叫んだ。【新女峡祝言】伊兵衛#fedibird #日本文学

  • Post #4455056

    世の中には生れつき一流になるような能を備えた者がたくさんいるよ、けれどもねえ、そういう生れつきの能を持っている人間でも、自分ひとりだけじゃあなんにもできやしない、能のある一人の人間が、その能を生かすためには、能のない幾十人という人間が、眼に見えない力をかしているんだよ、ここをよく考えておくれ、栄さん 【さぶ】与平#fedibird #日本文学

  • Post #4441128

    悠二郎は父が案外な手ぬかりをしているのを発見した。それはなにかというと、父は大事にするあまり、金魚どもの鰭や尾が伸びすぎているのに気がつかない、だからそいつらは鰭や尾が邪魔になって、満足に泳ぐことができないのである。――まるで赤ん坊が振袖でも着たように、躯をくねくねさせ、のたのたした草臥れたような恰好で、重たそうにやっとこさ泳ぐのである。悠二郎はそいつらが可哀そうになった。そこで鋏を持って来て、一尾ずつ捉まえて、その伸びすぎた鰭や尾をちょうどいいくらいに切ってやった。――そうして七尾めを切ってやっていたとき、団栗まなこの黒板権兵衛にみつかったのである【桑の木物語】#fedibird #日本文学

  • Post #4426282

    人間が大きく飛躍する機会はいつも生活の身近なことのなかにある、高遠な理想にとりつくよりも実際にはひと皿の焼き味噌のなかに真実を噛み当てるものだ。【日本婦道記 尾花川】#fedibird #日本文学

  • Post #4419096

    「おれだけに限っても、若い血をたぎらせて望んだものが、ほぼそのまま自分のものになった、それにもかかわらず、実感としてはなにもつかんだような気がしない、若いころ待ち望んだ輝かしいもの、栄誉や名声のもつ胸のときめくような感動は、若いころよりもはるかに遠く、手の届かないかなたへ去ってしまったように思える、そういう感じはしないか【燕(つばくろ)】#fedibird #日本文学