2026-06-23 23:05 UTC
「その背景には、資本主義の歴史的な転換点があると考えています。第2次世界大戦後から1980年代頃まで続いた『黄金の例外期』の終焉(しゅうえん)です」
――黄金の例外期とは?
「主要先進国で、福祉資本主義が例外的に機能していた時期のことです。戦争による富の集積のリセット、教育水準の向上、多くの人を雇用する製造業中心の高度成長という条件がそろい、日本を含む各国で分厚い中間層が形成された。この頃はアメリカでも、中位4割が全体の6割の富を持っていました」
「この中間層の経済的安定を基盤に、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌といったマスメディアが国民国家の情報空間を形成しました。メディアが民主主義の基盤となり得たのは、この黄金の例外期のおかげです」
「しかし現在、富は一部の層に極端に偏在し、先進産業国における資産をみると上位10%が7割を得ている。経済学者のトマ・ピケティは、現在の富の集中は歴史的例外ではなく、資本主義の常態だと指摘します。分厚い中間層が成立していた時代こそが例外だったのです」
有料記事がプレゼントされました! 6月25日 08:03まで全文お読みいただけます
多数派の「剝奪感」が政治を動かす 背景に「黄金の例外期」の終焉:朝日新聞
https://digital.asahi.com/articles/ASV6M0P22V6MUPQJ00KM.html?ptoken=01KVVBKHAFV7T0664130ZA3G9V
Replies (0)
No replies.