2026-03-20 00:27 UTC
♂主の家の風呂は内装はモダンなデザインで、都会から取り寄せたレトロな猫足バスタブにタイルを壁に敷き詰めた色調がおしゃれで、どこか落ち着く匂いがした。深めのバスタブにふたりで座り、湯の暖かさに浸かっていた。
「はあ……やっぱり家の風呂が一番だな」
♂主が大きく息をつく。その顔をアレックスは少しだけ目を細めて見つめた。
「無理しただろ、この前鉱山まで行ってさ」
「別に、あれくらい平気だっての」
そう言いながらも♂主は少しだけ視線を逸らす。その反応が可笑しくて、アレックスはクスっと笑った。
「顔赤いぞ。熱じゃないよな?」
「それは風呂のせいだろ」
湯がちゃぷんと揺れる。狭い浴槽の中で自然と距離が近づき♂主はアレックスを後から抱きしめる形になった。アレックスの肌は温かくて引き締まった弾力のある肉体の抱き心地がとてもよい。アレックスがわざとらしく体重を預けてくる。
「なあ」
「ん?」
「……もうちょっと、こうしててもいいか」
ぶっきらぼうな言い方なのに、どこか甘えが滲んでいる。牧場主は何も言わずギュッと抱き寄せた。
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