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@kmiura@toot.blue

Post #4154800

2026-07-28 02:56 UTC

「存在の耐えられない軽さ」は、20代から30代にかけて常に頭の片隅にあった小説であある。重さと軽さ。主人公のトマシュは国家共産主義体制化にあったプラハの名高い若手脳外科医であったが、体制を批判する発言とエッセイが元で失脚、職を失い、窓拭きとして日々を過ごすことになる。 名のある脳外科医という責任と重さが、その日暮らしで悩むこともあまりない窓拭き、という生活にがらっとかわり、名外科医であった自分の重さと、窓拭きである自分の軽さがトマシュの中で天秤にかけられる… のだが、一大恋愛小説でもあるので、ここから大恋愛が展開し、重さと軽さの第三極が登場し、あっけない悲劇で幕が閉じるわけであるが、まあ、読んでね。 研究者であることの重さ、好きだからやっているとはいえ、そこにはなにも考えずに身体を動かして対価をもらう、という生活とは異なる重さがある。脳みそに重しを載せているのだ(実際、鬱になるリスクはかなり高い)。だから、「存在の耐えられない軽さ」のような小説はどうしても私に必要であった。

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