Post #3960506
2026-07-20 13:08 UTC
ただまあそういうこともあるよねと思って見ていたら、夫を亡くした経験について毎回同じ話をする様子を三回映して、「カツさんはこの経験をこのような物語としてしか語りません(うろおぼえ)」みたいなナレーションが入ってきてびっくりした。
なんで同じ話する様子をそのまま繰り返すんだと思ったら「衝撃的な経験をわかりやすいストーリーに整理してしまう人」として撮るためだったとは……変な映画や……
ほかにも幻想的な「夢」のパートとか、孫本人が嫌な感じがすると言っていたのでカットしましたとあえて黒画面で宣言する「孫別れ」のパートとか、そんなんドキュメンタリーでやっていいの!?みたいな実験的な演出がバンバン出てきて、後半にかけてすごい勢いで面白くなっていく一本であった。
しかもすごいのはそれが奇をてらっているとかではなく、一人の矛盾を抱えた人間としてのカツさんのあり方にいろんな角度から迫ろうとした結果なんだろうな~と思わされたりして、実際見るとカツさんのことをちょっとだけ知れたような気持ちになる。また、この人が自分を譲らずに生きていくこと自体がなにかに絡め取られずに生存する抵抗でもあるというテーマも最後によく理解できるし……
いや~すごい、これソフト化とかしてないんだろうか。世の中まだまだ異様な映画は眠っているものだ
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